新監督にペタル・ボジッチが就任
川崎ブレイブサンダースは2024-25シーズンから、ペタル・ボジッチがヘッドコーチに就任することを発表した。ボジッチはイギリスのロンドン・ライオンズで2シーズン指揮を執った後、日本リーグへの復帰を決めた。Bリーグの舞台で再び指導力を発揮することになる。
これまでの経歴と実績
ボジッチは46歳のセルビア人指導者で、ロンドン・ライオンズでは2023-24シーズンにユーロカップの準決勝までチームを導いた。同シーズンのユーロカップではパリ・バスケットに敗れ、優勝を逃したが、イギリス国内では2023-24シーズンにイギリス・バスケットボールリーグ(BBL)の優勝を果たした。また、イギリスのスーパーリーグ・バスケットボール(SBL)のレギュラーシーズンで1位通過を果たしたものの、プレーオフ準決勝で敗退した。
イギリスのクラブに加入する前は、アメリカのGリーグ・オースティン・スパーズでヘッドコーチを務めた。同チームでは2017年にアシスタントコーチとしてスタートし、2021年から2シーズンにわたりヘッドコーチを務めた。さらにキャリアの初期には、セルビアの名門パルチザン・ベオグラードでヘッドコーチを短期間務めた経験もある。同クラブでは2013年からレジェンド指導者のデュシュコ・ヴヨセヴィッチの下でコーチングキャリアをスタートさせた。
日本リーグでの新たな挑戦
ボジッチは日本リーグのBリーグでも、複数の欧州出身指導者と並んで注目を集める存在となる。同リーグでは既に、ラッシ・トゥオヴィ(横浜ビー・コルセアーズ)、ダイニウス・アドマイティス(東京アルバルク)、ロネン・ギンズバーグ(川崎ブレイブサンダース)らが指揮を執ってきた。ボジッチはロンドン・ライオンズで2シーズン指揮を執った後、新たな挑戦として日本リーグへの復帰を決めた形だ。
選手たちの反応とリーダーシップ
ボジッチのリーダーシップは、かつてのチームメイトからも高く評価されている。フェネルバフチェ在籍時のチームメイトで、ユーロリーグの歴史を代表するセンターの一人であるヤン・ヴェセリは、ボジッチについてこう語った。「フェネルバフチェでは素晴らしい選手やリーダーが多くいましたが、私のキャリアで振り返ると、パルチザン時代のキャプテンだったペタル・ボジッチが常に特別な存在です。当時はあまり試合に出場していませんでしたが、それでもキャプテンを務めていました。彼の言うことは常に正しく、チームは彼の言葉に疑問を抱いたことはありませんでした。コート上でチームにとって良くない発言をした時でさえ、彼は率直に注意してくれました。彼のリーダーシップとプロ意識は、まさに模範的なものでした。」
今後の展望
川崎ブレイブサンダースは、ボジッチの指導の下で2024-25シーズンのBリーグを戦う。同チームは昨シーズン、Bリーグで5位でレギュラーシーズンを終え、プレーオフでは準決勝まで進出した。ボジッチの指導力が、チームのさらなる躍進につながるか注目される。

